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レポート

■自然エネルギー見学記

昨年の10月26日(日)〜27日(月)の2日間、山形で自然エネルギーを学習するツアーに参加しました。一日目が『NPO知音〈ちいん〉』(山形市)とナチュロンのあるお宿『滝の湯ホテル』(天童市)、二日目が風力発電で有名な立川町〈たちかわまち〉というプログラムで、主催は「ふぇみん」(婦人民主クラブ)、参加者15名の旅でした。

●『木質バイオマス』ってなんだ?ペレットストーブを初体験…NPO知音にて

知音の事務所に設置 されているペレットストーブ。地元天童市の機械メーカーが開発したもの。煙突から排気している山形駅に集合した一行は、先ず『NPO知音』を訪問しました。知音の事務所となっている『山館』と呼ばれる家の居間では、すでにペレットストーブ(木質バイオマスストーブ)に火が入っていて、ポカポカと暖か。初めて体験するペレットストーブに、「うわー、いいねー」と歓声が上がりました。まず、特別参加の県の職員さんから、木質バイオマスのレクチャーがありました。

動物や植物により蓄えられた有機物(生物資源)をバイオマスといいます。これをエネルギーに使用するとバイオマスエネルギーとなるのですが、例えば薪や炭などは昔から使用されている木質バイオマスエネルギーのひとつです。

知音の事務所に設置 されているペレットストーブ。
地元天童市の機械メーカーが開発したもの。煙突から排気している

木質バイオマスエネルギーは新たに二酸化炭素を増やすことがないという性質(※)から、限りある石油に代わるエネルギーとして注目されています。全国では、厄介者だった木くずや家畜の糞尿や廃食油などをエネルギーとして利用する取り組みが行われています。

コルク栓を小さくしたような型の燃料ペレット。木くずを粉状にして乾燥させ、形成機にかけて固めて作る。地域の雇用をつくり出そうと、木材、製造業者が協同組合を組織して製造に取り組んでいる

このペレットストーブはオルゴール箱のふたのように上部が開くようになっていて、
そこに燃料ペレットを入れておくと、少しずつ自動補給され、燃え続ける仕組みになっている

※木質バイオマスエネルギーは、燃料のペ レットを燃やすと二酸化炭素は出るが、それは原料の木が生長している間に大気中の二酸化炭素を吸収し、酸素を放出しながら蓄えられたものであって、燃やしても蓄えた以上の二酸化炭素は排出されない。化石燃料とちがい、地球温暖化に拍車をかけないという理論。

山形県でも、地元メーカーによるペレットストーブの開発や、間伐材を利用したペレット燃料(写真上左)の製造などに取り組んでいます。事務所に置かれたペレットストーブは、耐震装置も装備、燃料のペレットはふたを開けて中に入れておけば自動投下されます。灰の処理や燃料の補給に少しの手間が必要なだけで、昔の薪ストーブなどとはちがって便利な使い勝手。これを普及させることによって、荒廃している森林資源の有効な活用ができるばかりか、地球温暖化防止にも寄与するという優れた点があります。まず公共施設からということで、別のタイプのペレットストーブを長野県の小学校に60台導入することになりました。

山館の屋根にはもう一つの自然エネルギー『市民共同発電所』(太陽光発電)があり、東北電力と売買契約をしています。利益が生じたら「環境にやさしい計画」に使う予定だそうですが、今のところは年間の収支はとんとん。ゆくゆくは運転データを公開して、太陽光発電の情報を広めていきたいと考えています。知音はその太陽光発電でつくった電気でリサイクル石けんを作っています。

●ホテルが取り組む環境対策…滝の湯ホテル

さて、NPO知音の次はこの旅の宿、天童温泉・滝之湯ホテルへと移動。このホテルは、人と環境にやさしいホテルをめざし、お風呂にナチュロンを採用するばかりではなく、多方面で環境負荷を少なくする取り組みを行っているホテルです。

今回は、石けんシャンプー持参不要の旅なので、荷物も軽いし気分も軽い。いつもこういう旅支度ならいうことなしです。浴場の脱衣所では、プラスチック製の『くし』が使い捨てではなく、使用後に洗浄消毒して再利用する方式になっています。小さなゴミ減量作戦が光っている一場面です。また、車で来るお客さんには「アイドリングストップ」など、いっしょに環境対策に取り組んでもらえるよう、さりげなくお願いしているとのお話でした。

●『厄介者の悪風』を『恵みの風』に…立川町

水田に立ち並ぶ立川町の風車。設置した年代によって性能はいろいろ翌日は車に分乗して立川町へ出発。紅葉鮮やかな季節、川下りの船を楽しむ客でにぎわう最上川を眺めながら、約2時間の移動です。立川町は、春からは最上川を「通り道」に下ってくる「だし」と呼ばれる強風(日本3大悪風の一つ)が吹き、冬は反対に日本海から吹き上げる強い風が地吹雪を起こす、一年中、風に悩まされてきた土地。その町がこの風に着目し、強風をまさに「恵み」として風力発電に生かし、エネルギーの「地産地消」を目指してきました。

水田に立ち並ぶ立川町の風車。設置した年代によって性能はいろいろ

真下から風車を見上げる田んぼや山に風車が点在するなか、一番近くの風車の真下まで案内してもらいました。「こんな日もめずらしいな」と案内の職員さんが驚くくらいおだやかな日でしたが、風車はゆっくり回っていました。立川町では、最終的には「町民の使用する電力を風力発電ですべてまかなう」という目標に向かって進んでいます。同時に省電力にも取り組み、節電した量を「町民節電所」として登録すると、地域通貨と交換できるというユニークな方法も行って、独自のCO2削減目標達成へ近づいています。

真下から風車を見上げる

生ゴミから作った有機肥料また、家庭から出る生ゴミを有機肥料にして、それを利用した米の有機栽培にも取り組んでいます。立川町は『風』という豊かな資源のある町。町おこしから始まった風車が、町民の意識変革と、人のつながりのエネルギーも生み出しているのでした。

生ゴミから作った有機肥料

●自然エネルギーは日本中に満ちている

私たちはよく「ここは何もないところですが…」と言ったり聞いたりします。しかし、自然エネルギーという目で見ると、日本中どこでも太陽や風や雨、雪、山、川、海…という豊かな資源があることに気づきます。都市部の工場地帯にある太陽油脂も、ここに降り注ぐ太陽エネルギーから電力を生みだし、自然に還っていく石けんを作っています。自分たちの住んでいる土地では、どんな自然エネルギーが利用できるのか、みんなで考えると希望がわいてきませんか。普段なかなか実感することのできない自然エネルギーについて、たくさん学んだ山形の旅でした。

(取材:樋口真穂)

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