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レポート

『太陽油脂×ecocolo』presents. 石けん&アロマテラピー教室

■エッセンシャルオイルの香りを学びながら、オリジナル石けんを作ろう

長谷川 治

太陽油脂株式会社
取締役家庭品販促・開発部長
長谷川 治

NPOなどの団体の要請を受け、各地で石けん教室の講師を務め、石けんの普及活動に取り組む。
洗剤・環境科学研究会2008年年会長
里見 千佳

アロマテラピーインストラクター
ドッグアロマセラピスト
里見 千佳

石けんブランド「Peach Blossom(ピーチ・ブロッサム)」主宰。
著書に「愛犬の心と体を元気にする手作りアロマせっけん」(新風舎)
http://www.pb-dogsoap.com

2008年2月18日の講習会は、雑誌『ecocolo(エココロ)』〔株式会社エスプレ発行〕とコラボして行われました。いつも太陽油脂が行っている石けん教室に、里見千佳先生のアロマテラピー教室をプラスした内容です。 今回は、エココロ読者の皆さんが体験した、アロマテラピーを利用した石けん作りの様子をご紹介します。

長谷川部長のお話

皆さん、こんにちは。太陽油脂の工場見学は初めてだと思いますが、この工場は60年前に出来ました。ここでは主に食用のマーガリンや石けんを作ってきました。ヤシの実をフィリピンから輸入してヤシ油を圧搾していた時代もありました。

●「石けん」の意味と特長

石けんは、今からおよそ五千年前に今のイラクで発見されました。それは羊の肉を焼いたときに滴り落ちた油と、燃やした木の灰が混じり合って偶然出来ものでした。海水中の塩化ナトリウム(NaCl)のナトリウムと木の灰とは同じアルカリなので、今は油と水酸化ナトリウム(カセイソーダ)を合わせて石けんを作っています。ですから、石けんの「けん」は「鹸」と書いて、音読みで「けん」、訓読みで「あく」と読みます。この「あく」とは灰のことです。(舐めると苦い味、アルカリ性の味がします。)また「鹸」は、「しおみず」とも読みます。後ほど皆さんには、水酸化ナトリウムを水に溶かしたものに油を合わせてペットボトルに入れ、振ってもらいます。約30分振ると石けんになります。ちょうど工場見学に30分くらいかかりますので、工場を見学しながら振っていただきます。

さて、石けんは、洗浄力を発揮して身体を洗ったり洗濯した後、川や海に流れます。川や海の中には、カルシウムやマグネシウムが入っています。石けん液が川や海のカルシウムとあうと、溶けない「カルシウム石けん」に変わります。これは別名「食用石けん」といって、食べられる石けんです。つまり石けんは、川や海に流れるとカルシウム石けんとなり、魚のエサになって食べられて無くなってしまうということです。

お風呂の愉しみ特製マルセイユ石けんオイルミックス 青ざらし

これ(写真左)は、ヤシ油100%で作った「青ざらし」という固形石けんです。襟・袖にこすりつけて洗うと、汚れがよく落ちます。参考までに、搾りたてのヤシ油の匂いをかいでみてください。甘いココナッツサブレのような匂いがします。ヤシ油だけですと硬い石けんが出来るので、いろいろな種類の油を組み合わせて、やわらかい石けんを作ることも出来ます。今日は、オリーブ油とパーム油とヤシ油の3つをブレンドした「お風呂の愉(たの)しみ特製マルセイユ石けんオイルミックス」(写真右)を使って石けんを作ります。

では、実際にどうやって石けんを作るのか、石けんにどんな匂いをつけたらいいのか、どのようにアロマを使うと心豊かになれるのか、というお話に移らせていただきます。

里見千佳先生のお話

皆さま、こんにちは。アロマテラピーインストラクターとドッグアロマセラピストをしております里見と申します。今日は、たくさんの方におこしいただき非常に緊張しておりますが、皆さんと一緒に香りをかぎ、リラックスしながらお話したいと思います。

各テーブルに4種類のエッセンシャルオイルが用意してありますので、まずは香りを楽しんでいただくことから始めましょう。それから、このエッセンシャルオイルを使って、これから皆さんが作る石けんに香り付けをしていただきます。では、今日は一般的なアロマテラピーの本にはあまり書いていないような、少し新解釈を加えたアロマテラピーのお話させていただこうと思います。

●香りをかいでリラックス
香りをかぐ

まず、香りをかいで、みなさんでリラックスいたしましょう。4種類のオイルを、それぞれキャップを開けて香りをかいでいただき、好きなものを一つ選んでください。

私はよく、犬になってかいでみてくださいと言います。ドッグアロマセラピストの経験から申しますと、ワンちゃんは香りへの反応がすごいです。犬は、“これはラベンダーの香りだ”とか、“これは鎮静効果がある”といった先入観が全くないわけですが、嫌いな場合は逃げたり、くしゃみを浴びせかける犬もいます。好きな香りの場合は、本当にビンを舐めようとさえする犬もいるのです。その、感受性の豊かさのようなものを持って、犬のように率直に感じていただきたいのです。そして第1印象を大事にしてください。

●エッセンシャルオイルの手引き
4種類

今日は、ゼラニウム、ローズマリー、スイートオレンジ、ユーカリの4種類をご用意しましたが、自分の好きな香りから、今の気分や自分がどんな人間かというのが見えてきたりすることがあります。

まず、ゼラニウムはお花のようなやわらかい香りです。一般的には、幸せな気分にさせてくれる香り、またスキンケアにも非常に有効といわれています。ゼラニウムをかいで、お好きな方はホンワリした気分になったかと思いますが、自分を振り返ってみると、ひょっとしたら私ってちょっと心配性かなとか、少し気分的に落ち込むことがあるかな、そんな心当たりがありませんか? ゼラニウムは、そういうときに少しずつ穏やかに気持ちをアップさせてくれる香りです。気分の浮き沈みが激しいとか、体調も日によって、なんとなく調子がいい日とあまり調子がよくない日が交互にめぐってくるような場合も、結構ゼラニウムが好まれるようです。女性ホルモンを整えてくれる働きがあるといわれていますので、少しホルモン系のバランスがうまくいかないなぁとお悩みの方は、ぜひゼラニウムをかいでみてください。

では、ローズマリーはどんな香りでしょう。すっきりして、非常に頭が切れるような、さえるような感じの印象を受けたかと思います。このエッセンシャルオイルはローズマリーの葉から採るのですが、ゼラニウムと同じように、神経質な心を元気づけてくれる香りです。ゼラニウムと違う点は、やんわりとではなく結構シャープにガンと元気づけるというところです。例えば、お仕事でみんなにとても気を使ってしまう、いつも人のために頑張ってしまうけれど、あぁもうなんか疲れちゃったな、もっと自分を主張したいな、というときにかいでいただくと元気と自信が湧いてきます。頭脳を明晰にするというところから、受験生の香りともいわれています。また身体には、引き締め効果があるということでヘアケアによく使われます。汗をたくさんかいたり、脂っぽいタイプのヘアケアに長けているといわれており、特に夏場はトニックなどを作って使うと、とても気持ちいいです。

ユーカリはローズマリーに少し似た、スカッとした鋭い感じがあったと思います。これは怒りや反骨精神のある場合に好まれることが多いようです。例えば、何かを決断しなくてはいけない、大きな問題に直面している、というようなときにユーカリをかぐと、頭が非常にクリアになり、決断の方向に自分を導いてくれます。また、ユーカリは花粉症に良い香りとしてもたいへん人気があります。呼吸器系に有効な成分を持っており、これを嗅ぐとたしかにスーッとしてお鼻のムズムズが引いたり、のどのイガイガが少し解消されるような感じを受けます。

最後のスイートオレンジ、これを好きな方は結構多いですね。お子様からご年配の方まで、年齢層にかかわらずよく好まれる香りです。仲間に溶け込みたいときに手を取って仲間に引き入れてくれるような、人と人の垣根を取り除く働きがあって、大勢の人が集まるところとかでかぐと良いといわれています。例えば会議室やリビングといった場所で、人を和ませてくれます。しかも、空気の浄化作用があるといわれているので、お部屋のスプレーにしてもよく、キッチンで香らせても食事の邪魔をしません。ですから非常に広いところで応用できる香りかと思います。私は雑巾がけの水に少しスイートオレンジをたらして掃除をしています。よく掃除機の中に、香りを付けたティッシュを入れておくという方がいますけれど、スイートオレンジは、家事やお掃除を楽しくするのにもおすすめです。ぜひやってみてください。

●ホリスティックアロマテラピーで元気になる

それでは、アロマテラピーとはなんでしょう。エッセンシャルオイルを使うということは、だいたい分かっていただけたかと思います。最近よく「ホリスティックアロマテラピー」という言葉を聞ききますが、ホリスティックの語源は英語でホール(whole)、全体という言葉です。そこからきた造語で、直訳すれば「全体的なアロマテラピー」という意味になります。全体とは心と身体です。心と身体は切り離せないものなのです。

ところが現在の西洋医学は、局所療法なのです。どこか悪くなったら手術を受けましょう、何か病気になったら抗生物質で治しましょう、そういった治療法が中心となっていますが、ホリスティック的に考えると、まず何で病気になってしまったのかと、そこから考えるのです。生活習慣や大きなストレスが起因して病気につながっていくということだってあります。ホリスティック的に考えれば、「自分の生活を改めなければいけなかったのだ」「こんなにストレスを感じていたのに、ずっと自分自身に気づいてあげていなかった」ということに気づくはずです。「では根本を直しましょう」「自分の考え方や習慣を振り返ってみるところから始めましょう」というのがホリスティックです。

良い香りをかぐと、とてもいい気分になります。嗅覚という感覚は、脳の中でも本能を感じる部分に直結しているのです。そこが嗅覚の非常に特殊な点です。五感のうち、視覚、聴覚、味覚、触覚は、認識や論理的活動をつかさどる大脳新皮質に先に刺激が伝わりますが、嗅覚は大脳新皮質より前に、本能をつかさどる大脳辺縁系という領域に伝わるから、最初に「気持ちいい」とか「臭い!」という感情が湧き、ニオイで危険を察知することもできる、だから嗅覚はとても原始的な感覚なのです。植物のすばらしい芳香をかぎ「気持ちいい」と感じることでストレスを緩和し、頭の中のわだかまりを解放していい気持ちになると、身体も徐々に元気になっていきます。身体には、本来一番いい状態に保とうという力が備わっています。それを無理していじめる状態が続くと、本当に病気になってしまうのです。身体を一番いい状態に保つ力を、恒常性とかホメオスターシスといいます。最近、夏には40度を越えます。冬は零下になることもあります。40度以上の気温差の中で、こうやって生きていられるのは、身体の恒常性があるからです。ホメオスターシスをバランスよく維持するために、香りの療法、すなわちアロマテラピーを役立てていただければと思います。

さて、これから石けんを振りながら工場見学をしていただき、ここに戻ってきてから、さきほどを選んだ好きな香りを入れていただきます。好きな香りの名前を覚えておいてください。

オリジナルアロマ石けんを作ろう!

準備するもの(出来上がり約120gの石けん1個あたりに必要な材料)
原 料 重 量 その他
オリーブ、パーム、ヤシ油のオイルミックス※ 106g ペットボトル2個、
テープ(10cm程度)、
輪ゴム、タオル、
紙コップまたは牛乳パックなどの容器
36g
苛性ソーダ(NaOH) 14g
アルコール(焼酎) 6g
 ※お風呂の愉(たの)しみ特製マルセイユ石けんオイルミックスを使用

1 ペットボトルに入ったオリーブ油・パーム油・ヤシ油のオイルミックスを、苛性ソーダ水溶液のペットボトルに入れる。
※こぼすと危険なため、必ず油を苛性ソーダの入っているペットボトルに移す
2 キャップをする。
※振っている間にこぼれてしまわないように、キャップが取れないよう念のためテープを巻く
3 冷えないようにペットボトルをタオルで包んで輪ゴムで止め、20〜30分間振り続ける。
※激しく振れば、それだけ早く出来る
4 工場見学へ
(見学の間、ひたすらペットボトルを振り続けました!)
タオルをはずし、トロトロの状態になっていることを確認する。

思わず「ぅわぁ〜!」とあがる歓声
5 先ほど「これが好き」と選んだエッセンシャルオイルを20滴入れ、キャップを締めて、エッセンシャルオイルが完全に混ざるようにもう一度振る。
※この状態では、まだアルカリが残っていて危険なため、素手で内容物をさわらないように気をつける
6 振っていたペットボトルの中身を、型に移す。(てんぷらの衣くらいの硬さ)
※中身を素手で触れないように、静かに入れる
7 トントントンと軽く型を落として、平らにする。
一日たって石けんが固まったら型から取り出し、風通しのよいところで1ヶ月間熟成・乾燥させて出来上がり! ※ここで使用したオイルやエッセンシャルオイルは、“お風呂の愉(たの)しみネットストア”(www.jfish.jp/ TEL: 043-213-9855)などでご購入ください。
なお、「お風呂の愉しみ特製マルセイユ石けんオイルミックス」は太陽サービスの通信販売でも取扱っております(→http://www.taiyo-service.co.jp/)。

長谷川部長のお話

●自分で作る石けんとアロマテラピー

今日は新油を使って、低温(40℃)で石けんをつくりましたが、この方法で天ぷらの残り油でも出来ます。ただし残り油で作った場合には、身体用には使わないで、洗濯や台所用に使ってください。石けんは身体用として自分で作って自分で使う分には、税金もかからないし違反にもなりません。しかし、非常にいいものが出来たからといって販売すると、法律違反になります。体を洗うものは、薬事法という法律で規制されていますから、厚生労働大臣の許可証がないと石けんは製造販売できません。

今日のお土産の石けんは、ラベンダー油を入れたマルセイユ石けんです。お家へお帰りになったら、これで自分の身体や顔を洗ってみてください。また、皆さんが作ったものは約1ヶ月間、風通しのいいところに置いて、熟成させてから使っていただきたいと思います。マンダリンオレンジ油を配合したパックスオリーシャンプー、リンス、ローズウッド油入りのボディーソープ、そしてユーカリ油を入れたナチュロンハミガキ、リップクリーム、ラベンダー油の入っているボディークリームも、ぜひ試してみてください。きっと身体が洗われきれいになるだけでなく、アロマテラピー効果で心も洗われ明日の活力になることでしょう。以上で手作り石けんの講習とアロマテラピーのお話を終わらせていただきたいと思います。

(終)

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